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医療用ウィッグの人毛と人工毛の違いとは?種類も徹底解説

医療用ウィッグの人毛と人工毛の違いとは?種類も徹底解説

医療用ウィッグの人毛と人工毛の違いとは?種類も徹底解説

皆様がよく分からないとおっしゃる人毛と人工毛、人毛の種類等についてまとめました。
またそれぞれのメリット、デメリットについても分かりやすくまとめましたので、ご不安な方は下記をご参考に、ご自身に合ったウィッグをお選びください。

医療用ウィッグは人毛の方がいい?

脱毛症や抗がん剤治療による一時的な髪の喪失であっても、自分の髪の代わりとなるウィッグは、できるだけ自然なものを選びたいと感じるのは当然です。
そのため、「医療用ウィッグは人毛の方が良いのでは?」と考える人も多いでしょう。ただし、人毛ウィッグにはさまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。しっかりとその特徴を理解した上で、最適な選択をすることが大切です。

人毛と人工毛髪の違い

ウィッグは大きく分けて「人毛」と「人工毛髪」の2種類から作られます(これらをミックスした商品も存在しますが、ここでは割愛します)。

人毛ウィッグ

人毛ウィッグはその名の通り、人間の髪の毛を使用して作られます。ただし、切り取った髪をそのまま使用するわけではなく、一度薬品で処理され、消毒や染色が施された後にウィッグとして加工されます。
最大の特徴は、自然な見た目です。人毛独特の柔らかな手触りや自然な光沢、雨に濡れたときの質感は、人工毛ではなかなか再現できないものです。この自然さを求めて、人毛ウィッグを選ぶ人も多くいます。
一方で、人毛ウィッグは原材料の価格が高く、製品の価格にも反映されます。また、人毛の供給には人権問題が絡むことがあり、今後の入手がさらに難しくなり、価格が上がる可能性も考えられます。

人工毛髪ウィッグ

人工毛髪ウィッグは、ナイロンやポリエステルといった化学繊維を用いて作られます。これらの繊維は均一に作られているため、髪の太さや色が揃っており、安定した品質が期待できます。人工毛髪のウィッグは、価格が手頃であり、髪質が健康的に見えるという特徴もあります。
ただし、人工毛髪には人毛のような自然な光の反射や手触りが再現されにくく、不自然なテカリや触り心地がデメリットとなることがあります。また、人工毛髪は吸水性がないため、雨に濡れた際の質感が人毛とは異なり、少し硬く感じることがあるでしょう。

どちらを選ぶべきか?

人毛と人工毛髪には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自然な見た目と手触りを重視するなら人毛ウィッグが最適ですが、価格やメンテナンスのしやすさを考慮するなら、人工毛髪も十分に選択肢として検討できるでしょう。また、使用期間やライフスタイルに応じて、どちらが適しているかを判断することが重要です。

人毛の種類について

医療用ウィッグのアンベリール

レミーヘアとは?

ウィッグやエクステンションを検索すると「レミーヘア」という言葉を目にすることが多いでしょう。レミーヘアとは、人の頭から切り取った髪の毛を、毛先と根元の方向をそのまま維持したまま並べ、キューティクルを残した状態の髪のことを指します。このため、髪の流れが自然で絡まりにくい特徴があります。
レミーヘアは最高級の人毛として知られており、その品質の高さから価格も比較的高めです。

バージンヘアとは?

「バージンヘア」という言葉もよく耳にすると思います。バージンヘアは、レミーヘアの中でも一度も染色やパーマ処理がされていない、天然の状態の髪のことを指します。
そのため、自然な光沢や手触りが保たれており、非常に希少で手に入りにくい髪の毛です。バージンヘアは、その希少性から市場価値が高く、特に高品質なウィッグやエクステンションに使用されています。

医療用ウィッグによく使われる人毛は?

ウィッグに一般的に使われるのは髪のキューティクルをとる処理をし、一度脱色させてから、それぞれの色に染めていく工程を施した人毛です。
人毛は産地により特徴があります。人毛には、産地により中国人毛、インド人毛、キャンマー人毛、ベトナム人毛などがありますが、日本人の髪質に一番近いのは中国人毛です。
太くて張りがあり、ストレートヘアなのでまっすぐでさらさらとした髪質を好む日本人に重宝されています。
そのほかの人毛は細くて柔らかくてくせのある毛質なのでパーマスタイルがお好きの方やヨーロッパ地域でよく使われています。

人毛種類別メリットとデメリット

バージンヘアー 手触り自然、
髪の傷みが少ない
髪の元の性質が現れやすい、個人差があるため、まったく同じものを求めにくい
レミーヘアー 医療用ウィッグ
エクステ
普通人毛 さらさらした手触り
衛生的、毛質均一
髪の傷みの進行が速い
脱色しやすい
医療用ウィッグ
中国人毛 ストレート、張りがある ボリュームが出すぎる 医療用ウィッグ
インド人毛 細くて柔らかい くせ毛(スタイリングが難しく、髪の質感にムラがあることがある。) 医療用ウィッグ
ファッションウィッグ
ミャンマー人毛

アンベリールのウィッグ【シルフィ】は中国産の普通の人毛を使用しています。清潔できれいな髪質で、耐熱人工毛とミックスしておりますので人毛の持つデメリットを巧みにカバーしています。自然で、お手入れしやすいウィッグに仕上げました。

人工毛の種類について

では、ここで医療用ウィッグに使われる人工毛について話したいと思います。人工毛は毛髪用に使われる合成繊維のことを言いますが、毛髪用に使われるのは主に次の4つがあります。

アクリル系繊維

人毛に似た外観を持ち、軽くて、やわらかい性質を持っているので、付け毛などのヘアースタイルによく使われています。

塩化ビニル繊維

人毛に似た外観を持ち、良い光沢と柔らかい触感をもっているので、ストーレートヘアーやボニーテールなどの髪飾り品などによく使われています。

ポリエステル繊維

人毛に似た触感とさらさらとくし通りがよくて、光沢を押え、人毛に近いツヤを出しているので、ウィッグに多く使われているのがこの材質の人工毛です。また、耐熱性なので、人毛と同じ融点をもち、180℃でのヘアーアイロンで形をつくったら、それ以下の温度では形が崩れない、いわゆる形状記憶性を持っています。

コラーゲンタンパク繊維

人毛に近い触感と自然な光沢をもち、吸水性がよいです。水にぬれると人毛と同じ状態になるので、温泉やプールに入れるウィッグ用に使われています。ただ、耐熱温度が高くなく、人毛と混ぜて使うとカールが付きにくいです。

現在人気の医療用ウィッグの材質

人毛と人工毛の良いところを取って、バランスよくミックスすることで、より自然でお手入れもし易い医療用ウィッグが注目を浴びています。

まとめ

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医療用ウィッグを選ぶ際、人毛と人工毛の違いを理解することは非常に重要です。人毛ウィッグは自然な見た目と手触りが特徴で、スタイリングの自由度が高いですが、価格が高く、ケアが必要です。一方、人工毛ウィッグは手頃な価格で、形状記憶機能がありスタイリングが簡単ですが、自然さや耐久性に劣ることがあります。
自分のライフスタイルや目的に合わせて、最適なウィッグを選ぶことが大切です。どちらの素材にもメリットとデメリットがあるため、選択の際には慎重に考慮しましょう。