必ず詳細に検討して購入したい医療用かつらの種類
医療用のかつらの素材には人毛と繊維を利用した人口のものがある
医療用のかつらというものはその治療を行っている最中から、治療が終わり以前のように髪の毛が生えそろうまで利用することになります。そのため、ファッション用のかつらやウィッグとは異なり、非常に長く利用することになります。
そもそもかつらの材質には大きく分けて二種類あります。それは人口毛か人毛かの違いです。人口毛は繊維などを利用して作られているため生き物の毛ではありません。そのため、普通の髪の毛のようにパーマや染色などを行うことができない場合があります。
また人口毛は人工的に着色されているため、あまり色が落ちない特徴があります。また生き物の毛髪とは異なり、繊維でできているため水を弾きやすいという性質があります。
より自然なかつらを求めるのであれば人毛のものがオススメ
それに対して人毛を利用している場合は、もとが生き物の毛であるため、パーマや染色などを行うことができます。また光があたった際などに自然な反射をするため、不自然に感じることが少なく、かつらであると気づかれることも少なくなります。
人の髪の毛を使っているということは、作るまでにそれだけの時間が必要になるため、人口の繊維を用いたかつらと比較すると費用が高くなるというデメリットがあります。
人毛のかつらの原材料は主にインドと中国
人毛を利用している場合、国内で寄付などの形で集められた髪の毛を利用して作られている場合もありますが、多くの場合はファッション用のエクステのように海外から輸入した髪の毛を利用して作られていることが多いです。
主に輸入している国としてはインドと中国があります。
インドから輸入している髪の毛の場合、全体として髪の毛が細い傾向があります。髪の毛が細いということはそれだけ柔らかい傾向にあります。
日本のかつらやエクステの多くは中国産
一方で中国から輸入している髪の毛はインドのものよりも太く、コシのある髪の毛が多いです。また、日本人の場合、中国毛の方がフィットすることが多く、多くのかつらが中国から輸入された髪の毛によって作られています。
かつらに使う髪の毛や人工毛は、その製法や生産地によって特徴があります。医療用かつらは一時的なものではなく、非常に長く使うものです。そのため、購入の段階でしっかりと検討をする必要があります。単純やデザインだけを見て購入するのではなく、実際の質感やっ利用したときの感触なども含めて利用の検討をする必要があるのです。