ウィッグをメンテナンスに出すタイミング

医療用ウィッグの使用中、買ったばかりの時と変わってきて、以下のようなことがありましたら、すぐにメンテナンスに出しましょう。
そうすることで、医療用ウィッグをストレスなく長く使い続けることができます。

このページの目次

1. 1、毛先が縮れてきた
2. 2、メリハリがなくなってきた
3. 3、ゴムが伸びた、ネットがたるんだ
4. 4、定期的なメンテナンスが大事
5. 5、メンテナンスは専門家に任せよう
6. 6、念のためのスペアのご用意を
7. 7、買い替えのタイミング

毛先が縮れてきた

医療用ウィッグの毛髪にはキューティクールがついてないので、摩擦すると傷みやすく、特に洋服と触れ合う毛先はちぢれやすくなっています。
使い方によっては一か月未満でちぢれ気味になる場合もあるので、メンテナンスに出して直してから使いましょう。
無理に使い続けると修復しにくくなります。

2、メリハリがなくなってきた

時間の経過でヘアースタイルはシャンプーしても元通りにならない場合があります。
根元や髪流れの方向がくずれるとヘアースタイルがきれいにきまりにくいのでメンテナンスに出して根元の調整からリフレッシュさせたほうが良いです。

3、ゴムが伸びた、ネットがたるんだ

脱毛前後の髪のボリュームの変化によりアジャスターやベースネットがゆるくなる場合があります。
新しいひきゴムに取り換えたり、ベースネットの微調整もできるので、問い合わせして見ましょう。

4、定期的なメンテナンスが大事

医療用ウィッグのメンテナンスは専門家に任せましょう
ウィッグは消耗品ですので、髪の毛が傷んだり、髪型がくたびれてきたりします。
傷みがかなり進んでからメンテナンスに出すと元通りの回復が難しくなるので、地毛で美容室に通う感覚で２～３ヶ月に１回メンテナンスに出しましょう。
ウィッグをより長く、きれいに使えることができます。

5、メンテナンスは専門家に任せよう

医療用ウィッグは種類により、メンテナンスの方法が異なります。
たとえば、人毛ウィッグ、人工毛ウィッグ、人毛と人工毛のミックス、ミックスの割合によっても、クリーニングやトリートメントに使用する溶剤が変わります。
また、毛流れの矯正や、髪の根元を立たせるためには、ウィッグ専用のスチーマなどの道具を使用する事で、型はきれいにリフレッシュできます。

6、念のためのスペアのご用意を

メンテナンスに出すためのスペアウィッグを事前に用意しておきましょう
医療用ウィッグをメンテナンスに出すと、往復で５日はかかりますので、前もってスペアを用意しておくと、急な用事ができても安心して対応することができます。
また、同じウィッグのみを連日で使いつづけると、ウィッグの寿命が短くなってしまいますので、洗い替え用や、着回し用のウィッグを上手に取り入れて見ましょう。

7、買い替えのタイミング

医療用ウィッグは消耗品ですので、使えなくなる時がきてもおかしいことではありません。
だた、要領よく正しく使うと、長い期間楽しむことができるので上手に使うことをお勧めします。

痛みすぎた髪は元に戻せなくなります
ウィッグの多少の抜け毛やベースキャップの損傷具合によっては、メンテナンスで修復可能の場合もありますが、髪が梳けないほど絡みあい、髪のちぢれがひどく進むと、手遅れになってしまします。
医療用ウィッグと上手に付き合うためには、ライフスタイルに合わせ、洗い替え用やお部屋用などを用意し、メリハリよく使い分けた方が良いです。
一つや二つのウィッグでずっと使い続けてすぐダメにするより、スペアを多種類用意し、きれいなヘアースタイルで長く楽しむ方が良いでしょう。